
青という色が文字盤に使用されるようになってからあまり時間が経っていません。
高貴な色としても認識されていた青は最近になって安定した色が出せるようになったと言います。
加工技術が難しく、黒や白に比べても圧倒的に数が少ないのは最近になって青が腕時計に使用されるようになったからです。
青という色は腕時計に使用すると非常に豪華で、高貴な印象を与えるのと、珍しさなどからも白や黒のバリエーションがあるモデルでは青が少々高額だったりします。
そんなわけで綺麗な青色の文字盤を見るとぐぬぬ、とくるわけですが、今日もまた青い文字盤の腕時計についてお話ししたいと思います。
ダ・ヴィンチ クロノグラフ ローレウス リミテッド Ref.IW393402
1本目はこれ。
IWCのダヴィンチなんですが、丸形のケースに大きな可動式のラグが付いたモダンな1本。
2017年に発表された新しいモデルで、ローレウス財団とコラボしたモデルです。
ローレウス財団とコラボしたIWCの腕時計の特徴は何といってもやや濃いめの青い文字盤を使用しているところが特徴的で、綺麗なブルーダイヤルが通常モデルにはないだけに貴重な1本なんですね。
世界限定でいくらか販売されていますが、数に限りがある点でも希少性がある青文字盤モデルです。
毎年、世界絵画コンテストで最優秀賞になった絵が裏蓋にエングレービングされることになっていますから、毎年ローレウスコラボのモデルは裏蓋のデザインが変わるので、それも楽しみのひとつであります。
集めている人はどのくらいいるんでしょうか?
ダ・ヴィンチ クロノグラフ ローレウス Ref.IW376404
そして2本目のダヴィンチはトノー型の1本。
2017年にフルモデルチェンジする前のトノー型のダヴィンチで、ローレウスコラボにはなかなか見られない文字盤カラーが使用されています。
こんな色あいのローレウス財団コラボがあったんですね。
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こちらの記事でも紹介していますが、ローレウス財団とのコラボモデルはほとんどが青文字盤なんですね。
ですから、パッと見た感じでは通常のダヴィンチのように見えてしまいます。
裏蓋にはローレウスモデルの特徴である子供絵画コンテストのエングレービングが施されています。
というわけで、青文字盤とネイビーカラーの文字盤を携えたローレウス財団とのコラボ作品ですが、スタイルが全然違うダヴィンチ2モデルでした。