
機械式時計の進化はすさまじい。
それゆえに良いことも悪いこともあります。
良いことは僕たちユーザーが新作モデルを楽しめるということで、悪いことはあんまり思いつきませんが、それが原因でスウォッチグループが伝統的な時計ショーをやめてしまったこと。
開発スピードが速すぎて1年に1回の大舞台で新作を展示するという今までの古典的なやりかたがあまり意味をなさなくなったというのがその原因だそうだ。
そうなるとバーゼルワールドにも大打撃で、毎年バーゼルに足を運んでいた人は遠のいてしまう。
スウォッチグループと言えば世界最大の時計メーカーの集まりで、オメガやブレゲが所属することでも有名。
確かに開発スピードが速まったのはこれまでの伝統を崩しかねないという面ではやや危機的状況の始まりなのかもしれません。
大量に腕時計を作るとやっぱり1本1本の価値が損なわれますから、機械式時計が人気になりすぎるというのも問題なのかもしれません。
しかし、現代の腕時計ブームは確かにすごく、各メーカーがすごくかっこいい時計を独自に繰り出していますからやっぱりいいんですよね。
持っているという優越感とかが。
スウォッチグループでいうとブレゲなんか持ってたらもう腕時計はこれでいいかってなっちゃうと思います。
しかもトゥールビヨンと呼ばれる3大複雑機構の一つであるコンプリケーションを含んでいたら、もうたまらないでしょうね。
というわけで、今日はブレゲのトゥールビヨンモデルを紹介したいと思います。
ブレゲ グランド コンプリケーション トゥールビヨン メシドール Ref.5335BR/42/9W6
この1本。
見るからに高級という、そんな塊w
塊魂というゲームが昔ありましたが、それとは無関係w
当たり前かw
この1本はブレゲが生みの親であるトゥールビヨン機構を搭載している1本で、トゥールビヨンを支えるブリッジがガラスになっているのが特徴的。
いままでありそうでなかった仕様なんですが、それゆえにトゥールビヨンが浮いているように見える。
フライングトゥールビヨンなるものも存在していますが、それよりも飛んでいるように見えるのがこのガラスのブリッジ。
正直、非常にミステリアスで、魔法のように浮いているさまは、ブレゲがその長い時計の歴史の中でで魔術をも生み出したかのよう。
この神秘性は動画だとよくわかりますが、実物を見ていただきたいというのが本音。
実物はやっぱりまだまだすごいですから。
ジャックロードさんなら本物があるかもしれないですから、そこでトゥールビヨンのブリッジがガラスのやつありますかと聞けば、あったら見せてもらえるんじゃないでしょうか。
というわけで、ブレゲのすごいトゥールビヨンでした。