
ウブロの失敗
一時は右を向いても左を向いてもウブロウブロウブロだったんですが、今じゃその人気は落ち着いたように思います。
僕の意見ではウブロは少々やりすぎたところがあります。
それはバリエーションを増やしすぎたところ。
ウブロはクラシックフュージョンでもビッグバンでもとにかく種類を作りすぎました。
詳細をちょっと変えたモデルをなになに限定と言った感じで数百本作ったりしたんですが、そういった限定モデルにもプレミア価格が付いていないんですね。
なぜんら、似たような限定モデルをたくさん作っているからです。
同じアスリートでも複数のコラボモデルを作れば最初に発表したモデルも次に発表したモデルもあまり大した違いが見出されず、結局は限定品である意味がなくなってくるわけです。
ユーザーのニーズにこたえるのは良いんですが、あまりにやりすぎた結果、ウブロの限定品が有り余っている感じになっているんですね。
ウブロが犯した過ちはバリエーションを増やしすぎて、需要以上の供給を生み出してしまったところでしょうか。
ウブロは主に2種類のシリーズをメインに展開していますが、そのうちのビッグバンの人気はすさまじかったんですが、コラボモデルや数が非常に多いため、市場での価格が下落しているんですね。
クラシックフュージョンはそれでもビッグバンより人気が低かったので、ウブロもしきりに数をビッグバンほど増やした印象はないんですが、
2018年のジュネーブサロン時計見本市では60種類の新作を発表したそうです。
そうなると、あるモデルが買えなくても、こっちでいいか、という具合に妥協されたりします。
似ているモデルが多いですから。
そうすると、その買えなかったモデルの人気も下がり、ブランド全体の価値が下がり始めるようになります。
今は過熱しすぎたウブロブームが落ち着いてきていて、フランクミュラーのような流れになっています。
急激に上昇した人気の反動で、今はウブロの中古価格や並行輸入の腕時計の価格が落ちていますから、チャンスと言えばチャンスなんですね。
ウブロが評価されるべきモデル
ウブロの戦略は最初は良かったんですが、急激に手広くしすぎたことで、需要が多くなりすぎちゃったんですね。
でもウブロの腕時計がダメなのかと言えばそうじゃありません。
ウブロの良さは異素材を混ぜて作った斬新なアイディアが詰まった独特のデザインを持っているところ。
カリスマ性があって、今では普通になっているセラミックとステンレスの融合もウブロが先駆けと言っても過言じゃありません。
そういった意味でパイオニアで人目を引くことに長けていたウブロがフュージョンした腕時計を作り始めたころのような、オーソドックスなウブロらしい腕時計は本当にかっこいいと思います。
変に何かとコラボしたような一時的な人気でとどまりそうなビッグバンじゃなくて、チタンで作ったドレスっぽいクラシックフュージョンとか、
人々を驚かせたブラックマジック系のモデルとか、ゴールドをしようしたスピリットオブビッグバンとか、奇抜すぎないウブロはやっぱりめちゃくちゃかっこいいと思います。
まとめ
これからウブロの価値がしばらくは上昇していくとは考えにくいですから、ウブロだったら中古を買ったほうが良いんじゃないかなと思います。
価値と言う面で見ればですが。。
ちなみに僕のおすすめはやっぱりクラシックフュージョン。
スポーツ系の腕時計が主体なんですが、そのなかでもクラシックフュージョンはドレス系で、その中でもブラックマジックや、ゴールドを部分的に使用したモデルはやっぱりウブロにしか出せないカッコよさだと思います。
価値という面で見ても価格帯は妥当で、ビッグバンの値段に比べると非常にバランスの取れた腕時計だとおもうんですよね。
ウブロは確かにかっこいい腕時計なんですが、価格のバランスもまた大事なんじゃないでしょうかね。