
オーデマピゲとウブロの共通点
両者には似たところがあります。
どこだかお判りでしょうか?
共通点はたくさんあるかもしれないんですが、今日僕がお伝えしたいのは、ウブロとオーデマピゲが共通する点で挙げられるのが、
その高いステータス性という点。
ステータスというよりも人気と言ったほうが近いかもしれません。
これら両ブランドはここ数年で急激に人気と力をつけてきた時計ブランドで、成功した男性が愛用する腕時計と言えばロレックスのデイトナがほとんどでしたが、今ではその人気はウブロのビッグバンとオーデマピゲのロイヤルオークにも分散しています。
成功者、とくに若くして財を成した人がウブロのビッグバン、少々年齢層が上の人はオーデマピゲのロイヤルオークに目をつけるのです。
ちょっと前までウブロは瀕死の状態でした。
ブランパンを立て直したジャンクロードビバー元CEOによってウブロは見事復活し、世界中の男性のドリームウォッチの一つしても挙げられるようになったんですが、対するオーデマピゲもここまでの人気を得るようになったのは実はここ10数年の話。
19世紀後半に創設されたオーデマピゲと20世紀後半になって創設されたウブロでは1世紀以上の歴史の違いがあるんですが、
爆発的人気をえ始めたのはほぼ同時期。
1972年にロイヤルオークが誕生したのは皆さんもご存知だと思いますが、誕生当初は今ほど人気はなく、2000年代前半ころにはステンレスモデルのロイヤルオークが100万円以下で取引されるくらいでした。
まああの頃はロレックスのデイトナも100万円前後という価格ですから、今の腕時計界全体でフィーバーしていることがよくわかります。
ビッグバンとロイヤルオークはどちらがおすすめ?
僕としては断然ロイヤルオークをおすすめします。
価格帯こそ似ていますが、やはりブランド自体の重みが違うというか、持っていてずっと何十年も喜びを感じられるのはオーデマピゲの方かなと思います。
まず歴史が違う点。
19世紀に作られた時計ブランドで、今も残っているメーカーはやはりそれなりに時代の荒波を潜り抜けた素晴らしい時計ブランドであることが多く、グループ化してどこかの傘下になっている厳しい経済状況のなか、オーデマピゲはどこにも属していません。
ロレックスやパテックフィリップと同様、独立系ブランドとして、そして世界三大時計ブランドとして富裕層に親しまれています。
つまり独立系の時計ブランドはそれなりにやっぱりすごいんですよね。
パテックフィリップもオーデマピゲもロレックスとは違って完全マニュファクチュールじゃないですが、それでもガワにはかなりの高級感があります。
これらの時計を見るとミドルレンジの時計がおもちゃに見えることがあるくらいです。
それくらいパテックやピゲの完成度は高く、三大時計ブランドの重みは簡単には追いつけないわけです。
現にオーデマピゲには自社ムーブメント化の流れがあり、腕時計も高額化する話が出ています。
対するウブロは需要に対し供給を増やしすぎた結果、人気が徐々に落ち着いてきています。
過熱しすぎた反動なんでしょうが、中古価格が下落していると言います。
ウブロ・狙い目の中古相場、下がる平行価格と中古の値段・なぜでしょう?
まとめ
価格や人気で見ると今は比べると同じくらいの水準です。
もちろんウブロのモデルの方が安めですが、知名度はウブロの方が勝っていて、成功者が欲しがる腕時計であることは間違いありませんが、ウブロはやはりまだミドルクラスに位置していると言わざるを得ません。
オーデマピゲの格式高いネームバリューはロレックスと比較してもやはり品格の差からオーデマピゲに軍配が上がります。
機械式時計は精度ももちろんですが、ブランドやそのシリーズのステータスがなによりも重視されます。
見た目でほれ込んだのなら別ですが、僕としては同じ価格帯ならオーデマピゲを選んだほうがあとあと良い選択だったと思えるんじゃないかなと思います。