
ブライトリングの戦略
ブライトリングは戦略的にうまい方法でユーザーを獲得しています。
腕時計は最近ではどれもクロノメーター仕様で精度が高いモノばかりだし、自社製ムーブメントCal.01を載せたモデルを積極的に作っているし、機械の面での宣伝がうまかったりします。
Cal.01は日付変更禁止の時間帯がないし、コラムホイール式のクロノグラフムーブメントです。
そして70時間のパワーリザーブも備えているし、結構言うことがないくらい良いムーブメントに仕上がっています。
このムーブメントをナビタイマーのみならず、クロノマットやその他のクロノグラフモデルに搭載していますから、全体的に横3つ目の綺麗なバランスの良い腕時計が多いんですね。
あとは、ブランドのメインモデルであるナビタイマーの存在がかなり大きいと思います。
航空時計として早くから誕生していたナビタイマーは今でも変わらぬデザインで、幅広い年齢層の男性から親しまれています。
ですから、ナビタイマーを中心としたモデル展開をしていればブライトリングの人気は衰えることがないんじゃないかなと思います。
さて、ブライトリングと言えばナビタイマー。 2018年もブライトリングがやってくれました。 新シリーズが登場し …
ブライトリングの新CEOに就任したジョージカーン氏はその前はIWCのCEOでした。
どうりで新作モデルのナビタイマー8が美しいわけです。
こういった見せ方がうまいんですよね、ブライトリングは。
ブライトリングの魅力はいったい何でしょう?
さて、では肝心のブライトリングの魅力についてですが、僕はこのブランドの魅力はやはり作りこみ度だと思っています。
針にしてもインデックスにしても、きちんと磨かれたような、ちゃんと成型されたような感じで、面取りじゃないですが、綺麗に作ってあるという印象を受けました。
クロノマットなどのモデルでもいえるんですが、ケース自体の表面加工がすごい。
ピカピカしているというよりも、磨きすぎてギラギラしている感じ。
そこがオーデマピゲのロイヤルオークとちょっと似たところでしょうか?
作りこみ度合が高いのと、精度の高さも売りになっている点がブライトリングの魅力なんですが、
あとはクラブブライトリングで受けられるサービスもまたこのブランドの腕時計を買いたくなる理由の一つだったりします。
ナビタイマーに一目惚れ? ブライトリングにはポルシェのように熱狂的なファンが数多くいることで知られています。 …
こちらの記事で、クラブブライトリングに入会する方法が書いてあるので良ければ参考にどうぞ。
まとめ
ブライトリングは確かにアンチが多いブランドでもあります。
マニア向けじゃないと。。
僕はそんなことはないと思っています。
ナビタイマーと言えば1952年に誕生した初代からずっと変わらぬデザインを貫いていて、ファンが多いブランドだし、ブライトリングと言えば自動巻きのクロノグラフムーブメントを1969年に世界で最初に作ったメーカーだし、
今のようにスタート/ストップとリセットボタンの2つのプッシャーで操作するクロノグラフの構造を考えたのもブライトリングが最初。
それまでモノプッシュでしたから、操作性がうんと向上したわけです。
当時は手巻きムーブメントだったんですけどね。
そういった面で言うと、ブライトリングのクロノグラフへの功績は無視できません。
ですから、ブライトリングにマニア臭がしないというのはナンセンスだと言えます。
おそらくブランド全体で見ると、中にはダサいモデルも結構ありますから、そういうのが悪い評価を与えているんだと思います。
クオーツモデルなども結構ありましたからね。
しかし、ブライトリングのモデル展開が、パネライのように2種のみならで、ナビタイマーとトランスオーシャンとかの2シリーズのみなら、いまよりももっと高い評価を得ていたと思います。
ですが、時計作りはかなりきちんと行っているという印象ですから、価格帯から言うと、良いブランドだと思います。