
ジャガールクルトと言うブランド
ジャガールクルトと言えば言わずと知れたムーブメント屋さん。
マニュファクチュールの一つとしても数えられる名高い時計ブランドです。
知名度はやや低めですが、時計マニアからの評価はめちゃくちゃ高く、このブランドの時計を悪く言う人はあまりいません。
ロレックスのようにまじめなイメージが強いジャガールクルトですが、ムーブメントを他社にたくさん提供している頭脳派で、雲上時計ブランドにも多数ムーブメントを卸していました。
オーデマピゲのロイヤルオークもそうだし、ヴァシュロンコンスタンタンの腕時計にジャガールクルト製ノームーブメントが搭載されています。
パネライもそうだし、IWCなどもそう。
非常に多くの時計メーカーにムーブメントが優秀だと認められているのがジャガールクルトなんですね。
ですから、ジャガールクルトの腕時計ならどのモデルを買っても間違いないと言えます。
その辺はロレックスともよく似ています。
自社で生み出すムーブメントは世界でも最高級で、最高の品質を備えているのがこの両社なんですが、ジャガールクルトならロレックス同様に一生時計を選ぶことも可能です。
一般的には腕時計の部品を保管しておくのは30年くらいだと言われています。
ですから、その間は修理などを受けられますが、それ以降はどうかわかりません。
ですが、ロレックスやジャガールクルトなどのマニュファクチュールなら、ムーブメントからなにからなにまで自社で製作しているので、部品が残っている可能性も高いし、修理も自社製品なら受けてもらえるかもしれません。
まあ30年後のことは分かりませんが、一生モノを選ぶブランドとしては最高なのがロレックス同様、ジャガールクルトだと思っています。
というわけで、今日は僕がおすすめするジャガールクルトの中でも一番おすすめの一生モノの時計、レベルソについてお話ししたいと思います。
一生時計におすすめのレベルソ
レベルソは紛れもなくジャガールクルトでナンバー1の腕時計です。
僕にとって。
ですが、僕はレベルソの中でも一番多いアラビアインデックスのモデルが非アラビアインデックスのモデルより好きじゃありません。
アラビアインデックスじゃないレベルソは少なく、標準モデルのレベルソはどれもアラビアインデックスを文字盤に備えています。
一生モノの腕時計になりうるレベルソですから、この辺は妥協したくないわけです。
ですから、今日はレベルソのステンレスモデルの中でも、非アラビアインデックスのモデルを厳選してみました。
といっても絶対数がないんですけどね。。
グランド レベルソ ウルトラシン デュオフェイス Ref.Q3788570
まずはこれ。
1つで2つの時計が楽しめるのがレベルソのデュオシリーズですが、この1本もそう。
裏返して2つのダイヤルを楽しめるんですが、裏返すことでリューズが反対側に行くので、右腕につける人も使用しやすいようになっています。
ジャガールクルト製の手巻きムーブメントCal.854/1で二つの腕時計を制御することが出来る本当にすごい1本。
裏面は24時間表示のGMT機構を搭載しています。
とにかく魅力的な1本。
インデックスがアラビア数字じゃないので、印象はとてもクール。
より大人っぽい印象になった感じです。
ケースサイズは46.8 × 27.4 mmという感じでメンズサイズ。
めちゃくちゃおすすめですね。
グランド レベルソ ウルトラシン トリビュート1931 Ref.Q2788570
これ以上ないほどシンプルな2針のレベルソ。
裏返すとステンレスバックが時計を守ってくれる構造は初代のレベルソと同じ。
何か作業をするときにいちいち腕時計を外さなくて済むのが便利ですが、出来るだけ腕時計は外すようにしたほうが良いでしょう。
同じく自社製の手巻きムーブメントCal.822を搭載した1本で、サイズは先ほどのデュオフェイスとほぼ同じ46.5 × 27.5 mm。
時計が一つだけであるぶん価格も大分抑えられています。
ジャガー製でこれは非常にありがたい。
一生時計としては安すぎるくらい。
レベルソ トリビュート デュオ Q3908420
このモデルも時計が二つついた1本。
最初のデュオフェイスより小ぶりの42.9 × 25.5 mm。
自社製手巻きムーブメントCal.854A/2を載せています。
文字盤の表面加工が特殊で、機能もデイ&ナイトが付いてます。
これまた、非常に美しい1本で、青をテーマとした配色はうっとりするくらい綺麗に仕上げられています。
特に文字盤の砂地のような表面加工やギョーシエダイヤルは味わってみたい一品です。
まとめ
アラビアインデックスじゃなくなると、レベルソが非常に端整な顔立ちになります。
元々、針や線がシャープなブランドですから、インデックスも線を使用したものの方がしっくりきます。
デザイン的にも価格的にも文句のつけようがない一生時計だと思わないでしょうか?