
製造期間1986年から1989年と、
わずか4年
で終了した、
トリプルゼロ
と呼ばれるサブマリーナ Ref.168000は一体どんな腕時計なんでしょう?
トリプルゼロ 000
見てすぐお分かりだと思いますがリファレンス番号の末尾3ケタが000なのでこう呼ばれています。
これ実は前作であるRef.16800と見た目も中身も変化なしです。
変わった点はケースの素材のみ。
これまで316Lという医療用メスなどに使われるステンレスを使用していたのですが、ここから904Lという言わば腐食しにくい、劣化しにくい特殊ステンレス素材になったのです。
このトリプルゼロサブ、言ってみれば Ref.16800 と全く同じです。
ですが素材が変わっただけでリファレンスが変わるんですね。
マイナーチェンジの範囲のような気がしますが。。
ケースが変われば時計が変わる
といったイメージなのでしょうか?
しかしです!
ケースに彫られた刻印には
168000
と記されているのに、ケースの裏蓋の内側や保証書には
16800
と示されています。
なんともミステリアスなサブマリーナです。
なんだかゾクゾクします。
暖房つけましたw
謎のサブマリーナ Ref.168000
これ、まるでデイトナの手巻きムーブメントの頃にあった謎のデイトナ Ref.6240 のような感じです。
Ref.6240 は2代目デイトナと並行して誕生したモデルで3代目の特徴を持ちながら初代のムーブメントを搭載していたという奇妙なデイトナです。
ロレックスのデイトナには手巻きのモデルが存在し自動巻きムーブメントを搭載する前に3世代に渡って進化し続けた。 …
いずれ Ref.168000 がアンティークウォッチとして高値で取引されるようなことになれば、1986年から1989年と3,4年しか作られなかったこのモデルはさらに幻のサブマリーナとしてコレクターを魅了することになるかもしれません。
謎のサブマリーナ Ref.168000