
パネライの黒いサンドイッチはいかがですか?
と言われ、
いただきましょう。
という方は相当なマニアックでしょう。
よく見れば6,9の数字、線同士がひっついていません。
これ(引っ付いていないほう)はこの文字盤の下にもう一枚文字盤があることを示しています。
というのは、夜光塗料用の文字盤。
夜光塗料を何度も塗りなおすことが出来るように文字盤が2枚入っているのです。
なので6,9はつなげてくり抜くわけにはいきません。
線が引っ付いてたらくり抜く形になって文字盤が一枚じゃないといけなくなる。
というので6と9をみて線が引っ付いてるか引っ付いてないかで、
サンドイッチ文字盤かどうかを判断出来ます。
6と9、それぞれ引っ付いてなかったらサンドイッチ文字盤ということになります。
そんなパネライのサンドイッチもエントリーモデルには使用されなくなっていきます。
パネライのサンドイッチ文字盤は上位モデルにのみ搭載される、
高級食材ということでしょうか?
さて、そんなサンドイッチ文字盤なんですが、過去の作品に搭載されていることが多いだけあって、やはり90年代のルミノールとかは最高にマニアックで好きですね。
44ミリの基本サイズがほとんどだった、それこそ2000年に突入する前の頃のモデルはやっぱりレア度が高いです。
ですから今日は僕がおすすめするサンドイッチ文字盤のルミノールを紹介したいと思います。
PAM00001
PAM00002
といってもやっぱり古いモデルのPAM00001とPAM00002になっちゃいます。
どちらも特に特筆する点がないところが大きな特徴です。
以下にもパネライらしくて、鈍重な感じの2本ですが、どちらもパネライがヴァンドーム入りした直後に作られたモデルですから、すでに20年くらいたっています。
それでも中古品は50万円以下という価格で販売されているし、僕自身これらは将来100万円近くになるんじゃないかなと思っています。
PAM00001は9時位置にスモールセコンドがついていて、PAM00002の方は何もない2針。
僕としてはPAM00001の方が好きですね、リファレンス的に。
2針の方がすっきりしてて好きなのは好きなんですが、PAM00001の方が将来的に価値が出てきそうな気がしますから。
というわけで、、、希少なサンドイッチ文字盤を載せた、僕おすすめのルミノールでした。