
元ドイツ空軍のパイロットによって創設されたジン。
Sinn特殊時計というのが会社の正式名。
その名の通り、ミリタリー向けの時計に特化したり、
パイロット、レーシング、ダイバーズの時計を高い技術で専門的に生み出している。
まさに陸海空を制さんとばかりのブランドだ。
中でもドイツ特殊部隊に向けてつくられたEZMシリーズはいろいろな技術が詰め込まれています。
出撃用計測機という意味を持つEZMシリーズにドイツの\警察の特殊部隊に向けて生み出されたモデルがある。
EZM3と呼ばれるモデルで、見た目はタフそのもの。
まず、あれと思うのがリューズが左側についている。
レフトハンドかと思いきや、リューズからの衝撃をなくそうという試み。
8万A/mという高い耐磁性に50気圧防水(500m防水)をほこるタフなやつ。
針と目盛りが細いため正確な調節が可能。
そこがまたドイツらしい。
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ジンの技術を集めて作られたという特殊計器時計。
6時位置に表記してあるArの文字。
アルゴンガスと呼ばれる希ガスをケースに充填することによって不安定ガスを含む空気をケース内からできる限り排除し、
不安定ガスの化学反応によって起こる放電腐食を抑えることに成功しています。
さらには、最大4mg吸収可能なドライカプセルという装置がケースに入り込んだ水蒸気を吸収してくれる役割を果たしています。
(ドライカプセルはその後交換することが可能だ。)
水分が入ると潤滑油と混ざりもともと絶縁体であったオイルが絶縁体ではなくなり、放電を始めます。
アルゴンガスの注入、ドライカプセル装置の搭載で可能な限り水分の侵入を防ぐことに成功しています。
その他にジンの技術が詰まった潤滑オイル。
-66℃でも凍らず粘度を維持し、228℃でも蒸発しないオイルはー45℃から80℃までの環境下では時計がずれなく動き続けることを保証する。
そして、ケース内部に注入されたシリコンオイル。
ハイドロシステムと呼ばれ、5000mの防水性や光の反射を抑え視野角を広げることによって視認性を上げることに成功しています。
想像以上の特殊な技術が詰まった、文字通り、特殊時計会社。
これだけのものすごい技術が詰まったSinnのEZM3。
ミリタリーな外観でかっこ良く、技術の集大成ともいえるこのモデルはコストパフォーマンスの最高に高い腕時計だ。
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やっぱりジンの兄貴はすごかった。