
先ほど記述した現行サブマリーナが金属アレルギー、メタルアレルギーに良いということですが、それは素材のこと。
素材のことw
2回言いましたw
この現行サブマリーナのすごいところをもう数点。
1.セラクロムベゼル
まずはロレックスが最近バンバン打ち出している黒いベゼル。
これはデザインだけのものじゃありません。
2017年に登場した新型デイトナの価格が定価の2倍近くまで高騰しているのは記憶に新しいところ。
あのかっこいい黒ベゼルがステンレスモデルのデイトナに搭載されたことで人気は一機に上がりました。
あれもこれも
『セラクロムベゼル』
と呼ばれる、ロレックスが独自に開発し特許を取得した硬質セラミックで作られたベゼルのせいだw
硬いので衝撃に強い。
傷がつきにくい。
アルミ素材のベゼルには見られた紫外線による変色、退色ですが、セラクロムベゼルには耐性がある。
いいことづくめですが、やっぱりコストと時間がかかるのです。
サブマリーナセラクロムベゼルを1つ作るのに40時間かかるという。
その工程には目盛りのPVD加工もやはり時間がかかるのだと思います。
このベゼルの目盛りはプラチナかゴールドの微粒子をコーティングすることで色が付けられている。
お金と時間がやっぱりかかっている。
ロレックスらしい作り込み具合だ。
先ほど話した新型デイトナは、ベゼル本体もセラクロムで作っているので値が張るのだ。
とはいっても先代にはそれがなく定価も同じくらいだったということを考えるとロレックスは結構良心的な価格設定なんですよ、実は。
余談ですが、チェリーニの現行モデルのゴールドケースのタイプが150万円そこらで買えるのは安すぎるのではと思ってしまう。
18金でケースの裏蓋がシースルーでじゃない(金の使用量が増える)のにあの価格はびっくりだ。
脱線しましたが、ベゼル本体もセラクラム素材で作られているものをモノブロックタイプと言って当然コストがかかる。
2.ブルーパラクロムヒゲゼンマイ
青ヒゲゼンマイともよばれる耐磁性に優れた振動子。
85%のニオブと15%のジルコニウムを混ぜた合金を使用している。
クロナジー・エスケープメントと名付けられた脱進機はニッケルとリンの合金製でこっちも耐磁性に優れている。
ブルーパラクロムヒゲゼンマイの耐衝撃性も通常のヘアスプリングの10倍ともロレックスは謳っている。
耐衝撃性、耐磁性にいかに優れるかも時計の精度を保つポイントになっている。
まあ、ぶつけない、家電に近づけない、がやっぱり基本です( ̄ー ̄)ニヤリ
3.クロム
さらにクロムと呼ばれる高級素材がこの時計をより高価なものにしている。
ケース素材、ブレス素材の904Lステンレスは時計ファンにはお馴染みですが、
904Lはケースにしか使われていなかったのです。
サブマリーナでは、Ref.1166100LNで初めてブレスに904Lを使い、これが標準化していくだろうと思われます。
ここでもコストがやっぱりかかってる。
コストはかかりますが、クロムが入っていることで耐蝕性、耐アレルギー性、強度が上がるのでロレックスが使わないわけないw
結論から言うと、金属アレルギー、メタルアレルギーの人におすすめするのはロレックスの新型サブマリーナ、 『Ref …
このブランドは技術向上や時計作りに関して本当に、余念がない。
それが僕がロレックスを好きになった理由だ。
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