
パネライのR&D部門が生み出した脅威のルミノール。
R&DとはResearch & Development のことで、研究開発業務および部門という意味。
1. ムーブメント
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なんとメンテナンス不要という目玉が飛び出るようなコンセプト。
『Laboratrio di Idee』
と呼ばれるパネライの研究開発部門が生み出した、
「完全注油不要」
というメンテナンスフリーのメカニズム。
文字盤にも誇らしげにLAB-IDと表記されている。
カーボンを使いまくったというその1本は脱進機、受け板までカーボンづくし。
自己潤滑というシステムを用いて完全にメンテナンス不要というアイディアを打ち出した。
まずモデル名にもなっている3デイズ=72時間働けますか?がモットーの中川社長じゃないですが、
あれと同じくらい働き続けるロングリザーブを構成する、ツインバレルや脱進機の主要部品をDLC加工することによって、耐久性を向上させることに成功しました。
ブリッジやプレートなどもチタンをベースにしたセラミック素材で耐久性の高い素材になっている。
こうした結果、ムーブメントは潤滑油を不要とするメカニズムを構成し、
「もう俺に油はいらないぜ」
と最強伝説を刻もうとしています。
なるほど、50年保証というわけだ。
2. ケース
この黒いケースが物語っているのは、
「俺は最新素材カーボテックだぜ」
ということ。
カーボテックとは、
カーボンファイバーとPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)との複合素材で、
チタンやセラミックより軽い。
しかも耐衝撃性に優れ、アレルギーを起こしにくい素材なのだ。
これまた新時代の新素材の登場だ。
ブライトリングのブライトライトも驚きだがこっちも同様にすごい。
金属アレルギーとは無縁のスイスの腕時計があります。 ブライトリングのアベンジャー ハリケーンと呼ばれるモデル。 …
3. 文字盤
この青く輝く文字盤の秘密はブラックホール。
というのは、
文字盤の黒は、光を吸収し反射を抑えるというカーボンナノチューブで仕上げることによって漆黒を生み出している。
サンドイッチ文字盤と呼ばれるその下の層にはブルーの夜光塗料を使用している。
このブラックホールのような、漆黒を生み出す文字盤が夜光塗料の青を綺麗に映し出している。
宇宙空間で青いガスを発生させる天体のようで神秘的だ。
4. レザーストラップ
もはや語ることはない。
この青いステッチが見事にマッチしている。
非常に美しい。
パネライの革命が続いている様に思う。
- 自社製ムーブメント化
- 新素材の開発
- ムーブメントを見直すことにより、部品などを加工して潤滑油を不要にする、メンテナンスフリーな腕時計の開発
やっぱりパネライはいつだって本気。
僕の大好きなブランドの一つだ。
No 潤滑油 No メンテナンス by 僕 w
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