
ドイツには医師の為に作られたという変わった腕時計が存在する。
もちろん機械式で。
そういった特殊な時計作りを得意とするブランドがドイツにはある。
そう、ジンだ。
Sinn特殊時計と呼ばれる時計ブランドで、あらゆるタイプの特殊な時計を作っている。
パイロット系やミリタリー系、特殊警察用などなどそっちの方面で軍を抜いている。
さて、世界一の医療大国であるドイツ連邦共和国はアウトバーンやヘリコプターなどの設備が整っているため、
患者を病院に運んだり、患者の元へ急行するのは訳ない。
僕はしばらくドイツに住んでいたことがあるが、オレンジ色のヘリコプターをよく見たものだ。
そんな救急救命医の為に作られたというSinnのEZM12。
カウントダウン、カウントアップ、パルス計測などが容易にできちゃう腕時計だ。
Sinnはドイツ空軍の元パイロット、ヘルムートジンによって始まった時計ブランド。 もちろんドイツ国籍のメーカー …
こちらの方でより詳しく説明しているんで良かったらどうぞ。
つづいてはロレックスのチェリーニプリンス。
ここでロレックスが登場したのは確かに意外かもしれないしそうでないかもしれない。
ドクターはやはり裕福な人が多く、ロレックスなんて普通だよと思われるかもしれないし、
逆にロレックスは高級でかっこいいが医師向きではないと思われるかもしれない。
この四角い時計はチェリーニプリンスと言って、ドクターウォッチと呼ばれている。
なぜドクターウォッチなのかというと、
現在では当たり前になっている時針分針と秒針がそれぞれ離れて独立して動いている時計。
時計誕生当時、医師が患者の脈拍数を計測するのにスモールセコンドが離れていたほうが測りやすいということで使われていたチェリーニプリンス。
ドクターに選ばれていた由緒あるドクターウォッチなのだ。
一つ目のジンはドクター用に作られた、
二つ目のロレックスはドクターが選んだ腕時計で、
どちらも医師のための腕時計だ。
価格帯が全然違うし見た目も雰囲気も全然違うが、目的はパルス計測。
患者のためにもなる素晴らしい腕時計たちだ。