
IWCのパーペチュアルカレンダーモデルにひと際美しいのが存在する。
といってもIWCは美しい時計ばかりですべてが美しいわけですが、
西暦4桁を表示するパーペチュアルポルトギーゼがなんとも魅力的だ。
うーむ、神々しい。
このモデルのすごいところは月が2個あるところ。
なぜ2個あるのかというと、
北半球と南半球では月の見え方が違う。
そういった月の見え方、月相の違いを2つの月で表現した珍しいモデルで、
個性的で全世界の人間でも月の動きを楽しめるように2つ存在している。
中のムーブメントはこんな感じ。
これが永久カレンダーの西暦付きのやつ。
ダブルムーンの構造はこうなっている。
なんだか本当に神々しい。
人類の英知を凝縮したのが時計という感じを見事に表している。
こういう感じでこの時計の迫力にやられてしまいそうだ。
ただ永久カレンダーにはデメリットもある。
時計をいくつも持っているとあれこれを付け替えをして、
いくらか止まっていることがある。
永久カレンダーが止まってほったらかしにしてしまうと、
月や曜日などが全部ずれてしまうこと。
そういう面ではちょっとしたデメリットにもなり得るがそこをカバーしようと、
パワーリザーブも7日間に延ばしたのがこのモデル。
7デイズだ。
例え時計を4本、5本持っていたとしても、
7デイズなら次につける時までに止まっている心配が少ない。
7デイズというのはかなり重宝しそうだ。
もちろんインジケーターもついている。
残りのエネルギー残量を表示する目盛りのこと。
ますますこのムーブメントが神々しく見えてくるw
これが後ろから見たムーブメント。
巻き上げ効率もかなり良いらしい。
『ペラトン自動巻機構』
という両方向巻き上げ機構でIWCの技術者ペラトンさんに因んでつけられた機構。
IWC自動巻時計(ペラトン型自動巻)
このペラトン自動巻き機構は1940年代にIWCの技術責任者を務めたアルバ-ト・ペラトンに由来します。従来の方式とは異なっており、ローターの回転運動をハート型のカムに伝え、2個のルビーのローラーと長短二つのコハゼを配したロッキング・バーを通してゼンマイを巻き上げる仕組みです。
この「双方向巻き上げ機構」は、腕時計のために考案された最も効率的な方式として現在もなお高く評価されています。
by ameblo.jp
この効率の良い巻き上げも7日間という超ロングリザーブを早くチャージするのに役に立っている。
image by www.watchcollectinglifestyle.com
腕にするとこんな感じ。
スーツにも当然似合う。
気品の垂れ流し時計がIWCでこの1本は実はステンレスじゃない。
ホワイトゴールド製のケースで複雑機構ムーブを包み込んでいる。
image by eye-eye-isuzu.com
カッコよすぎる。
IWCの本気を見た気がした。