
トゥールビヨンキャリッジというぐるぐる3次元単位で回る装置は、
かつては荒れた海原で利用された機構。
そう、大地と水平の関係を維持するため。
コンプリケーションなる複雑機構をこれでもかと入れたような1本がこのゼニス。
ゼニス クリストファー・コロンブス・スケルトン・チャールズ・フレック Ref.40.2210.8804S/98.C630
この時計の凄いところはやっぱり球体トゥールビヨン。
ジャイロトゥールビヨンともいうのか、なんというか、3Dトゥールビヨンだ。
テンプの振れ幅は水平の時一番良く振れ、縦方向では重力によって振れ幅が抑えられたりする。
水平で均等にテンプが触れるときが一番正確な時を刻むときだ。
ゼニスはそのテンプを常に地面と平行に保つため、ジャイロスコープモジュールを開発した。
この重力をコントロールする装置『グラビティコントロール』によってテンプが常に水平になっている。
これがグラビティコントロール。
ムーブメントが縦になってもテンプは水平になっている。
ガラス玉のなかのテンプの動きに注目してほしい。
ほんとうにテンプが常に地球と水平になっている。
この時計すごすぎる。
スペックを簡単に、
もはやこれは腕につけて楽しむ腕時計ではないw
価格も2000万円を優に超える。
ジャイロトゥールビヨンはやはりすごく高い。
ジャイロトゥールビヨンといえばジャガールクルトのお家芸かと思っていたがそうではなかったようだ。
ゼニスはエルプリメロというイメージが強く、
確かに機械的な技術的なことに関してはスイスの時計ブランド内でもトップクラス。
ジャガールクルトやパテックフィリップ、ブレゲなどにももちろん引けを取らない。
ジャガールクルトのジャイロトゥールビヨンが良いかゼニスが良いか悩む必要のない価格設定なので、
かえってすっきりするw
ジャガールクルトのすごすぎるトゥールビヨンがあるのをご存知ですか? すごすぎるんです。 3Dで球体が回転してい …
image by www.jw-oomiya.co.jp
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