
ジャガールクルトのレベルソといえば、
今ではトノーウォッチを代表するくらい人気の高い腕時計なっている。
名声を得たシリーズである。
名声だけではない。
ジャガールクルトなので実力もある。
時計の外側、内側をすべてを自社で一貫して作るマニュファクチュールなのでかなり魅力的なブランド。
いつかは所有したい時計のブランドだ。
さて今日僕がお話しするのは、
レベルソのデュオのこと。
デュオはデュオでも両面ムーンフェイズ付き。
これはかなりほしい。
丸形時計に始まる時計への情熱。
これはいつしかトノーという丸形ではないモデルへと変化し、
そこから自分好みで熱意が変化していく。
僕はトノーウォッチは玄人志向っぽくて大好きなんですが、
レベルソ無くしてはトノーは語れないほど大きな存在になっている。
とりあえずこれを見ていただきたい。
ジャガールクルトらしいシルバー、白、青という完結した完成度の高いデザイン。
一瞬でジャガールクルトだとわかるデザイン。
すべてがシャープに作られている。
ハンズと言われる針とインデックス。
玄人をうならせるデザインだ。
実際ジャガールクルトを好む人は年齢層が高い気がする。
グレイン仕上げが施されたホワイトのようなシルバーのような文字盤で、
ダイヤル外周にはレールウェイがデザインされる。
古典的なデザインをシャープな印象に収めるのがこのブランドの特徴。
変な冒険はしないし、
流行に倣って大型化などもしない。
独自の道を行く点もジャガールクルトが好かれる理由のひとつ。
そして6時位置にあるムーンフェイズ。
綺麗な月と星が描かれている。
月のデザインは大合格。
中にはいただけないムーンフェイズというのもある。
月のデザインは各ブランドによって全然違ったりする。
そしてムーンフェイズ周りにあるポインター式のデイト。
日めくりカレンダー式ではなく、
先端が三日月になった針で日付を指すというオシャレな方式・デザインが採用されている。
もうこれだけで充分欲しくなる。
この時計の凄いところはデュオと呼ばれるように、
2つの時計が1つのムーブメントで管理されている点。
白い文字盤のモデルに飽きたら、
裏面の青いほうを出せばいい。
青いほうの文字盤は、
クル・ド・パリと呼ばれるギョーシエ模様が施され、
ダイヤル中央はオパーリンで仕上げられる。
同じくシャープな針とインデックスはそのまま色を変えて採用。
これがジャガーっぽくてやっぱり良い。
インデックスの配置で径が小さいデザインになっている。
その円周に重なるように存在する全く別物のムーンフェイズが同じく6時位置にある。
8の字をデザインしてあり、
まるでジャケドローのグランセコンドみたいだ。
あとは、レギュレーターの時計のようにも見える。
両面が全く別物のデザインをした時計で見ごたえがあるし、
所有欲も出てくる構造。
image by eye-eye-isuzu.com
実はこのデュオはGMTにもなる。
ここが自社製手巻きムーブメントCal.853Aのすごいところ。
画像にあるミドルケースの上部のレバーを操作することによって、
青い文字盤の方の時刻を1時間ずる調整することが出来る。
2つの時間帯を知らせるGMTウォッチにもなるのだ。
表面と裏面で全く別のデザインが付いていて、
片方は別の時間帯を表示する。
国内定価145万円という価格設定がされているが、
そこまではしない。
定価のまま売られているとしても片方で73万円。
ジャガーでムーンフェイズがついてこの価格設定はかなり良心的だと思う。
なにせ実力が伴っているから。
マニュファクチュールという点ですでに腹は決まっているようなもの。
デザインが気に入れば後は値段による。
ジャガールクルトはその割と低い価格設定で良心的なブランドであるが、
ムーブメントをすべて自社で生み出し、
更にはマスター1000時間コントロールの耐久テストの篩(ふるい)にもかける。
スイスのクロノメーター検定協会の精度テストをクリアすることは並大抵のことではありません。 機械時計で有名なスイ …
アウターケース内側の画像
見えない内側にも綺麗な表面加工が施してある。
ロレックスと同様マニュファクチュールで、
細部にまで極限にまでこだわるジャガールクルト。
トノーをお探しなら、
レベルソデュオでムーンフェイズ付きのモデルは候補としてもかなりいい。
この1本は、
いや2本?w
は、時代を超えて廃れないデザインでもあるし、一生時計にもなり得る。