
2018年のバーゼルワールドが終わっちゃいましたが、今年の作品もやっぱり良いものがたくさんありました。
ブランド・メーカーによっていろいろな戦略がありますが、ロレックスほど固いブランドはほかにはあまりありません。
Sinnとかランゲゾーネとかはあまり冒険した腕時計をつくりませんが、待ちに待ったロレックスの新作は予想通り冒険心は微塵のかけらもないw
そこがロレックスの良さなんですが、今日はロレックスの新作で目玉となったモデルについてまとめてみたいと思います。
GMTマスターII Ref.126710BLRO
まずはこのモデルですね。
今回の新作発表で一番話題になったと言えるモデルがこの新型のGMTマスターII。
GMTマスターの派生として登場したGMTマスターIIですが、IIがIと機能を共有していたのでIの存在意義がなくなって今ではGMTマスターIIのみが残っています。
今回の新型が登場するまで、オリジナルのGMTマスターの赤と青のベゼルが現行のステンレスモデルでは姿を消していたんですが、この度ようやく904Lステンレスで赤と青のベゼルが登場しました。
もともとパンアメリカン航空のパイロットにと作られたモデルで、ベゼルにはアメリカの国旗の赤と青を使用していたんですが、それがベースとなるステンレスで販売されていなかったことに違和感を覚えていた人は多いはずです。
ということで今回の一番目玉になったモデルがこのGMTマスターIIなんですが、その他にジュビリーブレスが標準で装備されているところも大きく注目された点です。
5連になったブレスレットはこれまでデイトジャストやデイデイトに採用されていましたが、今回のスポーツウォッチで採用されたのは初めてなんじゃないでしょうか?
ケース自体もラグやケースサイドの形状がちょっと変わっているそうです。
装着感を考慮してのことだそうですが、かなり変更があったモデルと言えます。
ムーブメントにはCal.3285が新たに載せられてリファレンスも新たになり新型として出発するGMTマスターIIは2018年のバーゼルで一番人気のモデルとなったんじゃないでしょうか。
GMTマスターII エバーローズゴールド Ref.126715CHNR
同じくGMTマスターIIです。
今回のバーゼルでのテーマはGMTマスターIIと言えるくらいこのシリーズのバリエーションが増えましたが、これまでにGMTマスターIIではなかったエバーローズゴールドがこの度、全身フルに使われています。
それに伴い茶色と黒を合わせたツートーンベゼルが新たに登場しました。
ムーブメントもステンレスモデルと同じCal.3285なんですが、リファレンスをみれば最初の2桁目が2になっているので、今回のGMTマスターIIの登場で新型に完全移行ということでしょうね。
GMTマスターII コンビ Ref.126711CHNR
このモデルも同じ。
ピンクゴールドとステンレスのコンビ。
新型GMTマスターIIで最初のモデルの一つとしておそらく大人気になっていくであろうコンビモデル。
ロレックスではめずらしいエバーローズとステンレスのコンビです。
時計界全体でもピンクゴールドとステンレスは珍しいんですけどね。
シードゥエラー ディープシー Dブルー Ref.126660
そして次はこれ。
2017年に新型のシードゥエラーディープシーがシードゥエラー誕生50周年を記念して登場しましたが、その派生モデルのディープシー。
のダイヤルが青いディープブルーモデル。
先代のシードゥエラー Ref.116600の派生モデルRef.116660として登場したように、今回も同じように発表されました。
時代はダイバーズウォッチを歓迎し、どんどん僕たち一般人にも普及してきています。 数々のブランドがいろいろなダイ …
ジェームズキャメロン氏に敬意を表して登場した深海をイメージした綺麗な文字盤です。
コスモグラフナデイトナ Ref.116595RBOW
そして最後は一番人気のシリーズ、デイトナ。
このモデルはエバーローズゴールドケースのデイトナに、ジャラジャラとカラーサファイアとダイヤモンドが埋め込まれたやつです。
このモデルはジュエリーとして登場した感じで特別に新たな技術や変更があったモデルではないんですが、新しいデイトナの登場はいつだって話題性十分。
インダイヤルの模様もピンクゴールドの結晶だそうです。
というわけで2018年のバーゼルで発表された新作のロレックスも驚きというほどのものではありませんでしたが、ロレックスらしい進化という感じですかね。
実用性などでとことん勝負する硬派なブランド、それはロレックス。
GMTマスターIIのコンビとステンレスモデルの5連ブレス化がちょっと気になります。