
パネライとブライトリングは比較できる?
パネライとブライトリングを比べるのはナンセンスだと言えるかもしれません。
見た目がまるで違うからです。
ブライトリングの手の込んだ作りこみ度の高いデザインからすれば、パネライのシンプルすぎる見た目はかなり手抜きに見えるかもしれません。
ですが、僕はパネライのちょいダサ可愛いデザインは芸術作品とも言えるんじゃないかなとも思います。
デザインから言えばどちらが優れていて、どちらに非があるとは言えません。
ですが、この2つのブランドが作る腕時計には共通点がありますから、割と比較対象になると思うんですね。
パネライとブライトリングの共通点
この両者を比較するとデザインは違うんですが、共通する点も見えてきます。
たとえば腕時計がどちらも大きいという点。
パネライの腕時計がデカ厚として言われますが、ブライトリングも結構時計サイズが大きいんですね。
40ミリを超えるモデルばかりなんですね、実は。
デカくて分厚い代名詞のパネライのルミノールですが、ブライトリングにもクロノマットのようなモデルが存在します。
ルミノールと比べてみるとやはり存在感では負けておらず、むしろブライトリングのクロノマットの方がブレスレットとかギラつきとかのせいで、より目立つんじゃないかなと思われます。
ブライトリングで一番かっこいい腕時計で、一番人気があるモデルと言えばナビタイマーなんじゃないでしょうか? え? …
こちらの記事でも書いていますが、クロノマットは本当に存在感のすごい腕時計で、その手の時計が好きな人からは絶大な人気を得ています。
この辺がパネライとのとてもよく似た共通点で、パネライかブライトリングが比較する人が結構いるみたいです。
そしてもう一つはムーブメント。
最近では両者とも自社製ムーブメントにこだわりを見せていますが、それまでは、ETA社のムーブメントを改変して使っていました。
今でもブライトリングもパネライもETA改のキャリバーを載せているモデルがたくさんありますが、この辺でも共通点が見られるんですよね。
50万円を切る価格帯のモデルが多い両者ですが、これらのモデルにはだいたい汎用ムーブメントが搭載されていることがほとんどです。
ですが、パネライのCal.OP IやOP IIなどのムーブメントはあまり酷評されないのに、ブライトリングのナビタイマーに搭載されているETAの改変版を載せているモデルは非常に悪い評判を得たりします。
おそらくナビタイマーのデザインがあまりにも素晴らしいので、そのギャップでいろいろと言われるんだろうなと思います。
パネライのルミノールは古いモデルの方が人気ですが、ナビタイマーになると汎用ムーブモデルが悪く言われるのはちょっとかわいそうなわけです。
まとめ
まとめるとですね、ブライトリングとパネライはデザインや見た目のスタイルが違うだけで、中身や大きな腕時計という作っている点では共通点が見られるんですね。
最近ではどちらも自社製に力を入れているというか、マニュファクチュールにこだわりを見せています。
特にパネライ。
ブライトリングはまだ、他社ムーブメントを脱出出来ていませんが、パネライはその方向に向かっています。
スタイルこそ違いますが、共通点がいろいろあるので、迷っている人はその部分でいろいろ考えておられるのだと思います。
個人的にはパネライの方が好きです。
ラジオミールの45ミリとかは最高の実用時計だと思っています。
ぶつけても大丈夫だし、手巻きムーブメントなんかはツウっぽくて最高です。
ですが、ブライトリングのナビタイマーのクロノグラフの歴史をたどると、こちらの方がマニア向けです。
ムーブメントにも寄るんですけどね。
ですから、どちらかが優れているというよりかは、見た目や用途のみで選んでみればいいんじゃないかなと思いました。